執筆者からのあいさつ
請負業としての映像制作ビジネスの現場で40年間、私が最も苦労してきたのは「技術」でも「センス」でもなく、「言葉」でした。
クライアントが「なんとなく違う」と感じながらも言葉にできない。
制作者が「感覚的に良いから」としか説明できない。
その溝が、修正の繰り返しを生み、時間とコストを消費し、最終的には誰も満足しない映像を生み出してきました。
この辞典を作ったのは、その溝を埋めるためです。
映像制作の専門用語は、知識を誇示するためのものではありません。
「なぜこの判断をしたのか」を言語化し、制作の現場で共有可能にするための道具です。
言葉が共有されている現場では、意思決定が再現可能になります。
成功も失敗も、次のプロジェクトに持ち越せます。
この辞典が、映像制作ビジネスに関わる全ての人にとっての共通言語になれば、それ以上の喜びはありません。
執筆者プロフィール
神野富三(じんの とみぞう)映像プロデューサー・ディレクター
(経歴)
1981-1984年:東海ラジオ、FM愛知などで構成作家・ディレクター
1985-1996年:株式会社名古屋ビデオ、株式会社コアにてプロダクションマネージャー・プロデューサー
1996-2024年:株式会社映像設計 代表取締役/シナリオライター/プロデューサー/ディレクター
2025年から: 株式会社SynApps 代表取締役。
シナリオ・演出・編集まで一貫して手がけるプロデューサー・ディレクターとして40年にわたり、トヨタ自動車・JR東海・NTT西日本・中部国際空港・藤田医科大学病院など200社以上の映像制作に携わる。
トヨタ自動車人事部制作の広報映像にて、経済広報センター主催・広報映像フェスタ総合グランプリを受賞。
JR東海との共同制作によるセルビデオ「高山紀行・ワイドビューひだ」ほかをポニーキャニオンより発売。
JR名古屋駅メディアワンにて紀行番組「小さな旅シリーズ」を多数制作。
40年の現場経験の中で蓄積してきた映像制作ビジネスの知識と判断軸を、共有可能な言葉として残すために本辞典を執筆。
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