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ばみる

出演者の立ち位置やセット・小道具の配置場所をあらかじめ決め、床などに目印をつける行為を指します。その目印自体は「バミリ」と呼ばれます。

ばみるを解説するイメージ(監修・神野富三)

なぜ「ばみる」必要があるのか?


「だいたいこの辺」という曖昧さは許容されません。そこには明確な3つの目的があります。


再現性の確保 

リハーサルで決めた最高のベストポジションを、本番でも1cmの狂いなく再現するためです。特にカメラのフォーカスは数センチのズレでボケてしまうため、映像制作においてバミリは不可欠です。


スムーズな進行(効率化) 

暗転中や素早いセットチェンジが必要な場面でも、スタッフや演者が迷うことなく動けるよう、道標の役割を果たします。


安全性の担保 

重量のあるセットや、激しく動く照明機材が演者に衝突しないよう、安全な境界線としての役割も担っています。



活用される多様なシーン


映像撮影

カメラの移動経路(レール位置)や、照明機材のベストな配置。


舞台演出

役者の立ち位置はもちろん、大道具の停止位置の記録。


イベント・展示会

登壇者のマイク位置や、展示パネルの整列。

映像制作会社としての視点


「バミリ」の道具


一般的には、粘着剤が残りにくい養生テープやビニールテープ、反射の少ないマスキングテープなどが使われます。


カギ(L字)

置き道具の角や、出演者のつま先の位置を示す。


T字・十字

出演者がセンターに立つ際の基準点。


色分け

「役者Aは赤」「役者Bは青」のように色を変えることで、混乱を防ぎます。

執筆者・神野富三

名古屋の映像制作会社・株式会社SynApps代表取締役プロデューサー

シナリオ・演出・編集まで一貫して手がける映像プロデューサー・ディレクターとして40年にわたり映像制作に携わる

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