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キャプチャー

映像制作において「キャプチャー」とは、映像や音声などの連続した情報をデジタルデータとして取り込むことを指します。

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「capture」という英語は、「捕らえる」「捉える」という意味を持つ言葉です。コンピューター分野では1960〜1970年代頃から、「外部の情報や信号をコンピューター内部へ取得する」という意味で使われていました。

たとえば、


  • 通信回線上のデータを記録する「データキャプチャー(data capture)」

  • 測定機器から信号を取得する「シグナルキャプチャー(signal capture)」


などがあります。

その後、「モーションキャプチャー」「スクリーンキャプチャー」といった派生的な用法が広がり、現在では映像・音声・画面・動作・各種センサーデータなど、さまざまな情報をデジタル的に取得・記録する行為全般を指す言葉として使われています。

映像制作業界における「ビデオキャプチャー」


1980年代中盤以降、ビデオ編集がデジタル化していく中で、アナログビデオをコンピューターへ取り込み、デジタル動画へ変換する作業を「ビデオキャプチャー」と呼ぶようになりました。

ただし、当時の映像関係者の多くは、「キャプチャー」という言葉を、現在のような「瞬間を切り取る」という感覚では捉えていませんでした。

むしろ、

「アナログ映像を丸ごとコンピューターに変換する技術」

というイメージで理解されていた側面が強かったと言えます。


一方、技術的に見ると、当時のビデオキャプチャーも本質的には、

  • 一定間隔で映像をサンプリングし

  • 1フレームごとに数値化(量子化)する

という処理でした。


たとえばNTSC映像であれば、毎秒29.97フレームという単位で、瞬間的な映像情報を連続的に取得していたわけです。つまり、「ビデオキャプチャー」とは、実際には当時から「瞬間を切り取り、固定する技術」の連続だったとも言えます。

当時の現場では、その“連続した瞬間の集合”として映像を扱うという技術的本質よりも、「テープ映像をコンピューターへ取り込む作業」という実務的な感覚のほうが強く意識されていたのです。

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