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CM(シーエム)

Commercial Messageの略語で、一般的に企業や団体が、自社の商品、サービス、またはイメージを宣伝するために、テレビ、ラジオ、インターネットなどの媒体を通じて放送・配信する短い広告コンテンツのことです。広義には、必ずしも音声・映像コンテンツではなく、広告主が何らかの媒体を通じて行う宣伝活動全般を指すことがあります。

CM(シーエム)を解説するイメージ(監修・神野富三)

また単に「コマーシャル」という場合は、「ビジネスとして利益を得ることを目的とする」「市場性がある」という意味で、広告に限らず、もっと広く「商売になるか」「売れることを目的としている」というニュアンスを表します。



主な目的


認知度の向上

まだ商品やサービスを知らない人にその存在を知らせます。


興味・関心の喚起

商品やサービスの魅力や利点を伝え、興味を持ってもらいます。


購買意欲の促進

実際に商品やサービスを購入・利用してもらうように促します。


企業イメージの向上

企業のブランドイメージを高め、好感度を上げます。


特定キャンペーンの告知

新商品発売やセールなどの情報を伝えます。

映像制作会社としての視点


テレビCM放送に関わる注意点



広告関連法規の遵守


景品表示法

不当な表示や誇大広告は禁止されています。商品の品質、規格、価格などを偽って表示したり、実際よりも著しく有利であると誤解させるような表現は避けなければなりません。


薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)

 医薬品や化粧品などの広告には、表現できる範囲や表示義務が厳しく定められています。


食品表示法

食品の原産地、アレルギー物質、栄養成分などの表示に関するルールがあります。


著作権法、肖像権

他の著作物や人物の肖像を無断で使用することはできません。


放送法

公序良俗に反する内容や、特定の政治的・宗教的主張を過度に行うことは制限される場合があります。


各放送局の広告基準

各放送局が独自に定める広告に関する基準(表現、時間、業種など)を遵守する必要があります。事前に確認が必要です。



表現内容の適切性


差別的な表現の禁止

人種、性別、宗教、障がいなどに関する差別的な表現は絶対に避けるべきです。


暴力的な表現、性的表現の抑制

過度な暴力表現や性的な表現は、放送時間帯によっては規制の対象となる場合があります。


誤解を招く表現の排除

あいまいな表現や断定的な表現は避け、正確で客観的な情報伝達を心がけるべきです。


未成年者への配慮

未成年者に悪影響を与える可能性のある表現は避けるべきです。


考査

放送局によるCM内容の審査(考査)があります。放送前に内容を提出し、承認を得る必要があります。修正を求められる場合もあります。




放送契約・料金に関わる注意点


放送局との契約

放送期間、放送回数、放送時間帯、料金などを明確に記載した契約書を締結する必要があります。


料金体系

タイムCM、スポットCMなど、CMの種類によって料金体系が異なります。GRP(延べ視聴率)やリーチ数など、効果測定に関する指標も理解しておくと良いでしょう。


予算管理

広告予算全体を考慮し、費用対効果の高い放送計画を立てる必要があります。


支払い条件の確認

支払い時期や方法などを事前に確認しておくことが重要です。


放送素材の提出期限

放送局が指定する期日までにCM素材(映像、音声など)を納品する必要があります。遅延すると放送に支障が出る可能性があります。


素材の技術基準

放送局ごとにCM素材の技術的な規格(ファイル形式、解像度、音声レベルなど)が定められています。事前に確認し、適切な形式で納品する必要があります。



放送後の注意点


効果測定

CM放送後には、視聴率、ウェブサイトへのアクセス数、売上変化などを測定し、効果を検証することが重要です。


反響への対応

 視聴者からの問い合わせや意見など、反響があった場合は適切に対応する必要があります。


契約内容の確認

放送期間終了後など、契約内容に基づいて必要な手続きを行う必要があります。



その他


競合他社の状況

競合他社がどのようなCMを放送しているか、時期や内容などを把握しておくことも有効です。


ターゲット層の明確化

誰に届けたいCMなのかを明確にし、適切な放送媒体や時間帯を選ぶことが重要です。

執筆者・神野富三

名古屋の映像制作会社・株式会社SynApps代表取締役プロデューサー

シナリオ・演出・編集まで一貫して手がける映像プロデューサー・ディレクターとして40年にわたり映像制作に携わる

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