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イコライザー(EQ)

Equalizer=EQとは、音声の特定の周波数帯域を強めたり弱めたりして、音質を調整する機能や機器です。

イコライザー(EQ)のイメージ

人の声や音楽、環境音には、低音から高音までさまざまな周波数成分が含まれています。イコライザーでは、それらを周波数ごとに調整し、不要な低音を抑えたり、声を聞き取りやすくしたり、耳につく高音を弱めたりします。


映像制作関係では、次のような目的で使われます。

  • 低域の振動音や空調音を抑える

  • 声のこもりを減らす

  • セリフやナレーションの明瞭さを高める

  • 高域の耳障りな成分を抑える

  • 複数の音声素材の音質を近づける


代表的な方式には、あらかじめ決められた周波数帯域ごとに調整するグラフィックイコライザーと、中心周波数、増減量、帯域幅を細かく指定できるパラメトリックイコライザーがあります。

映像制作の現場から


以前の映像制作では、収録済みの音声に不要な音が入っていると、「この音だけ消せませんか」と依頼されることがよくありました。

その場合、イコライザーで不要音が多く含まれている周波数帯域を探し、その帯域を下げて目立たなくする方法しかありませんでした。ただし、不要音と人の声は同じ周波数帯域に重なっていることが多く、不要音だけを完全に取り除くことは困難でした。強く削れば、同時に声まで痩せたり、不自然になったりします。

イコライザーは本来、音源を分離して特定の音だけを消すための機能ではありません。 あくまで周波数ごとの強弱を調整するためのものです。


現在では、AIを利用して話し声と背景音を推定・分離し、特定の不要音を弱める音声処理が実用化されています。空調音、道路騒音、風切り音、残響、BGMなど、従来はEQだけでは処理が難しかった音でも、かなり目立たなくできる場合があります。

最終更新日

2026年10月16日 16:43:45

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