ハンディカム
Sonyが1985年に発売した8mmビデオカメラ「CCD-M8」から使用しているビデオカメラのブランド名です 。小型・軽量で持ち運びやすい8mmビデオカメラとして普及し、その後もさまざまな記録方式の製品にHandycamの名称が引き継がれてきました。映像制作業界ではSony製品に限らず、手持ちで撮影する小型の民生用ビデオカメラを、一般名詞のように「ハンディカム」と呼ぶことがあります。
8mmビデオから始まったSonyの「Handycam」
HandycamはSonyの登録商標です。
1985年に登場した初代「CCD-M8」は、8mmビデオテープを使用する小型ビデオカメラでした。
それ以前の家庭用ビデオ撮影では、カメラとビデオデッキが別になった機器や、現在から見れば大きく重い一体型ビデオカメラも使われていました。8mmビデオは小さなカセットを使用でき、その特徴を生かしてビデオカメラそのものを小型化することができました。
Handycamは、こうした8mmビデオ時代を象徴するビデオカメラの一つとして普及します。
その後、Hi8、Digital8、DV、DVD、ハードディスク、メモリー記録、HD、4Kへと記録媒体や映像方式が変化しても、Handycamという名称は受け継がれました。
「ハンディーカメラ」と「ハンディ撮影」
SonyのHandycamが登場する以前から、テレビ・放送の世界では「ハンディーカメラ」という言葉は使われていました。
1970年代にはすでに、大型のスタジオカメラなどに対して、カメラマンが担いだり手に持ったりして移動しながら撮影できる可搬型カメラを「ハンディーカメラ」と呼んでいます。肩に担ぐ大型の放送用カメラであっても、固定せずカメラマンが身体で支持して運用するカメラであれば「ハンディ」と呼ばれます。
映像制作現場では、「このカットはハンディで撮る」「次はハンディで追ってください」などと言います。この場合の「ハンディ」はカメラの商品分類ではなく、三脚などに固定せず、カメラマンがカメラを身体で支持して撮影する撮影方法を意味します。
映像制作の現場から
一般名詞のように使われる「ハンディカム」
映像制作業界では、Sony製であるかどうかにかかわらず、手持ちで機動的に撮影できる小型のビデオカメラを「ハンディカム」と呼ぶことがあります。
とくに民生用から業務用クラスまでの、片手あるいは両手で構えて撮影できる一体型ビデオカメラについて使われることが多く、大型の肩載せカメラやシネマカメラなどと区別する意味で使われる場合もあります。
「ハンディカムも1台用意しておく」「ハンディカムで押さえておく」といった使い方では、特定の商品名ではなく、カメラの大きさや機動性を表す一般名詞に近い意味で使われています。ただし、本来はSonyのブランド名であるため、正式な機材表や仕様書などでは、メーカー名・機種名を明記した方が安全です。
最終更新日
2026年8月29日 16:44:04

