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モーションピクチャー

一般的に映画や動画を指します。「フィルム(Film)」や「ムービー(Movie)」とほぼ同義ですが、Motion pictureはやや古風で硬い表現として使われることがあります。また、技術的な文脈で、静止画の対義語として使用されることがあります。

モーションピクチャーを解説するイメージ(監修・神野富三)

映画の黎明期などには Motion pictureという言葉が一般的だったため、古い映画会社のロゴや歴史的な資料などに、この言葉が見られることがあります。

日本で使われていた「活動写真」という言葉は、このMotion pictureを直訳したと思われます。


現在一般的に定義されている「シネマティック動画」は、写真のような質感を標榜していることから、若いビデオグラファーが、屋号の傍にMotion pictureと記してあるのを時々見かけます。

「動画」という言葉では表せない、1枚1枚の画像の完成度を重視している・・・という意味で使われているようです。

映像制作の現場から


「モーションピクチャー」が社名に残っている例


まず真っ先に挙がるのが Paramount Pictures です。
正式社名は Paramount Pictures Corporation で、現在も公式文書やクレジットでは “motion picture” という表現が使われ続けています。創業期の「映画=Motion Picture」という呼び方の名残が、そのまま社名文化として生き残っています。


次に Metro-Goldwyn-Mayer です。
一般にはMGMと略されますが、社名の中核には “pictures” が含まれており、業界内の正式な表現ではいまも “motion picture studio” という言い方が使われます。MGMはハリウッド黄金期の価値観をかなり色濃く引き継いでいる会社です。


少し毛色は違いますが、業界団体としては Motion Picture Association も重要です。
ここは会社ではありませんが、いまなお「モーションピクチャー」という語を正式名称に残している代表的存在で、「映画産業」という言葉を制度や業界の側から規定している組織です。


「Motion Picture」という言葉が残っているのは、アメリカ映画産業が“興行・産業”として成立した時代の言語感覚を、そのまま現在まで継承している証拠でもあります。

執筆者・神野富三

名古屋の映像制作会社・株式会社SynApps代表取締役プロデューサー

シナリオ・演出・編集まで一貫して手がける映像プロデューサー・ディレクターとして40年にわたり映像制作に携わりながら

​ビジネス映像制作のノウハウを伝承する「名古屋映像設計研究所」を主宰

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