sRGB(エスアールジービー)
sRGB(standard RGB)とは、パソコンやWeb上で画像の色をできる だけ共通に再現するために定められた標準的なRGB色空間です。
1990年代にMicrosoftとHPを中心に策定され、その後、Webブラウザ、パソコン用ディスプレイ、デジタルカメラ、画像編集ソフトなどで広く使われるようになりました。
sRGBの特徴
sRGBでは、赤・緑・青の三原色の位置と白色点、階調特性などが定められています。
これによって、異なるパソコンやディスプレイ、Webブラウザでも、画像の色が大きく変わらないようにすることを目的としています。
現在でも、Webサイトに掲載する画像、SNS用画像、サムネイル、一般的なJPEG画像などでは、sRGBが最も標準的な色空間として使われています。
sRGBとRec.709
sRGBとRec.709は、RGB三原色と白色点が共通しているため、色域そのものは基本的に同じです。
ただし、同じ規格ではありません。
sRGBは主にパソコンやWeb上の静止画像を想定しており、Rec.709はテレビや映像制作を想定した規格です。また、暗部を中心とした階調特性にも違いがあります。
そのため映像制作では、
映像本編はRec.709、Web掲載用の静止画像やサムネイルはsRGB
という使い分けが一般的です。
Adobe RGBとの違い
sRGBより広い色域を持つ代表的な色空間にAdobe RGBがあります。
Adobe RGBは特に緑からシアン方向の色域が広く、印刷用途などで使われます。
一方、Webや一般的なディスプレイ環境ではsRGBが標準となっているため、Adobe RGBの画像を色管理されていない環境で表示すると、意図した色と異なって見えることがあります。
映像制作の現場から
映像制作でsRGBを直接使う場面は、映像本編そのものより、Web掲載用の静止画像、サムネイル、資料画像、CG素材、デザインデータなどです。
映像編集ソフトから静止画を書き出してWebで使用する場合や、映像のキービジュアルをWebサイトに掲載する場合には、sRGBへの変換を確認しておくことが重要です。
Rec.709とsRGBは色域がほぼ同じため混同されやすい規格ですが、用途と階調特性は異なります。映像とWeb画像を行き来する制作では、この違いを理解しておく必要があります。
最終更新日
2026年10月16日 16:43:45
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