UX(ユーエックス)
User Experienceの略語で、日本語では「ユーザー体験」と訳されます。具体的には、製品やサービスを利用する際にユーザーが感じるすべての体験を指しま す。使いやすさ、見やすさといった操作性だけでなく、製品やサービスを通して得られる感情、印象、満足度なども含まれます。
UIが製品やサービスの見た目や操作性といった、ユーザーとの「接点」となる部分であるのに対し、UXはその接点を通してユーザーが得る体験全体を意味します。
UI
ウェブサイトやスマホなどのボタンのデザイン、配置、色、フォントなど、ユーザーが直接目にするものや操作するものです。
UX
そのウェブサイトを閲覧したり、スマホを操作して、目的の情報を探したり、購入手続きをしたりする際に、ユーザーが「使いやすい」「分かりやすい」「楽しい」と感じるかどうかといった感覚や感情です。
UIはUXを構成する重要な要素の一つでですが、見た目が良く操作しやすいUIだけでは、必ずしも良いUXにつながるとは限りません。ユーザーのニーズや目的を深く理解し、製品やサービスを通してどのような体験を提供したいかを考慮して設計することが、良いUXを実現するために重要です。
映像制作会社としての視点
映像制作者の視点におけるUXとは、視聴者が映像を「どう見るか」ではなく、「どう体験し、どう理解し、どのような感情や認識に至るか」までを含めて設計する考え方です。カメラワークや演出の巧拙ではなく、構成・編集・情報の出し方によって視聴体験の質そのものを設計することが、映像におけるUXと言えます。
映像のUX=視聴体験の設計
映像におけるUX(User Experience)とは、視聴者がその映像を「どう感じ、どう理解し、どう行動するか」まで含めて設計することです。
単に
きれいに撮れているか
かっこいいか
ではなく、迷わず理解できるか
ストレスなく見続けられるか
伝えたい意図に自然にたどり着けるか
ここまで含めてが「映像のUX」です。
UIが「操作」なら、UXは「体験の流れ」
WebやアプリのUXは
👉 クリック導線・操作性・迷わない設計
が中心ですが、映像の場合は操作できません。
だから映像のUXは、
👉 時間の流れの中で体験を誘導する設計
になります。
具体的には、
冒頭で「何の話か」がすぐ分かるか
情報の出る順番が自然か
途中で置いてきぼりにならないか
集中力が切れる前に山場が来るか
見終わったあとに、意図した理解・感情になっているか
こうした時間設計そのものがUXです。
映像のUXは「シナリオ」と「編集」とで決まる
カメラワークや照明も大事ですが、UXに一番効くのは実はここです。
シナリオ(何を、どの順番で出すか)
尺配分(どこに時間をかけ、どこを削るか)
情報の粒度(1カットに詰め込みすぎていないか)
テロップの出し方(読める速さか、読ませたいか)
シナリオ・編集は、
👉 視聴者の理解プロセスを設計する作業
そのものです。
「不親切な映像」はUXが壊れている
ありがちなUX破綻パターンは例えば、
専門用語がいきなり飛び交う
重要情報が一瞬で消える
どこを見ればいいか分からない画
演出は派手だが、結局何が言いたいのか分からない
これは全部
👉 視聴者の体験を設計していない状態
です。
制作者の自己満足になった瞬間、UXは崩れます。

