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やおや

手前から奥に向かって高く(傾斜をつけ)被写体を配置することで、カメラから全体が見えるようにすることを「やおや」にする、といいます。下町の八百屋さんを見ると、道ゆく人の視線から野菜などの商品がよく見えるように、店先から奥に向かって傾斜がついた陳列台になっているのが定番です。この、視点から見て奥に向かって高くすることを「やおやにする」と言います。

やおやを解説するイメージ(監修・神野富三)

今は八百屋さんも少なくなり、その店舗様式を知らないので、ピントこない若者も多いかもしれませんね。

カメラから見て手前のものが奥のものを隠していたり、被写体物の上面を見せる必要があるときに「やおや」にします。被写体を載せている床面を傾斜をつけて持ち上げたり、被写体そのものを傾けたりして行います。


例えば、ディナープレートに綺麗に盛り付けられた料理が、カメラの視点からバランスよく映らない場合に、プレートの端に薄いコースターを敷くなどして、傾斜を作ったりします。これによりお皿の上の料理の見え方を調整します。

映像制作の現場から


「やおや」は、角度をつけすぎると違和感が生じます。

「やおやのする」のは、ある意味で、そこにある事実を改変して、視聴者を騙しています。編集して前後のカットと繋がったときに、違和感が生じない範囲で利用しましょう。


執筆者・神野富三

名古屋の映像制作会社・株式会社SynApps代表取締役プロデューサー

シナリオ・演出・編集まで一貫して手がける映像プロデューサー・ディレクターとして40年にわたり映像制作に携わりながら

​ビジネス映像制作のノウハウを伝承する「名古屋映像設計研究所」を主宰

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