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dB(デシベル)

Decibel=dBは、音の大きさや電気信号のレベルなどを、基準となる値との比で表す単位です。

dB(デシベル)のイメージ

録音レベル、編集時の音声レベル、スピーカーから出る音圧などを表すときに使われます。

デシベルは、メートルやグラムのように量そのものを表す絶対的数値ではありません。ある基準に対して、どれだけ大きいか、または小さいかを対数で表す尺度です。そのため、「0dB」が何を意味するかは、何を基準にしているかによって変わります。



映像制作で使われる主なdB


dBFS

デジタル録音や映像編集ソフトで最もよく使われるのがdBFS(decibels relative to Full Scale)です。

0dBFSがデジタル信号で扱える最大値で、通常の音声はその下のマイナス値で表示されます。

0dBFSを超える信号は表現できないため、録音時や編集時にレベルを上げすぎるとクリッピングが発生し、音が歪みます。


dB SPL

dB SPL(Sound Pressure Level)は、実際に空気中を伝わる音の大きさ、すなわち音圧レベルを表します。

録音スタジオや上映環境、スピーカーの音量測定などで使われます。


dBu・dBV

アナログ音声機器では、電圧を基準にしたdBuやdBVが使われます。

業務用音響機器では、0VUを+4 dBuに対応させる運用が一般的です。



0dBは「無音」ではない


デシベルで誤解されやすいのが「0dB」です。

デジタル音声の0 dBFSは最大レベルですが、VUメーターの0VUは標準的な運用レベルを示します。つまり、0VUと0dBFSの「0」は同じ意味ではありません。

映像制作の現場から


映像編集ソフトのオーディオメーターでは、数値を細かく読むよりも、メーターの色の変化を目安にしている人も多くいます。

Premiere Proなどでは、緑を中心に動き、強い音で黄色に入ることはあります。赤が頻繁に出るようなら、音声レベルを下げる必要があります。

黄色に入っただけで問題というわけではありません。セリフの強い部分や効果音など、瞬間的なピークで黄色になることは普通にあります。一方、赤が頻繁に点灯する状態は、0 dBFS付近までレベルが上がっていることを示し、クリッピングによる歪みが発生する可能性があります。



注意したいのが、アナログ時代のVUメーターとの違い


VUメーターの0 VUは最大値ではなく、通常使用する基準レベルです。これに対してデジタル音声の0 dBFSは上限です。そのため、「0まで振らせれば適正」という感覚でデジタルメーターを見ると、レベルを上げすぎることになります。

映像編集では、0 dBFSを目指すのではなく、ピークに余裕を残しながら、普段は緑、強い音で黄色、赤が頻繁に出ない状態を保ちましょう。

最終更新日

2026年10月16日 16:43:45

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