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船

雲台にカメラを固定する「スライドプレート」を指す、映像業界で使われる俗称です

船の形をしたスライドプレート

*写真は生成ですので真に受けないでくださいね。


カメラはこの船の上に取り付け、プレートを前後にスライドさせることで、カメラ全体の重心位置を調整します。

ビデオカメラは、本体だけでなく、レンズ、バッテリー、モニター、マットボックス、ワイヤレス機器などを装着して使用することがあります。こうした装備によって重量バランスが変わるため、そのまま雲台に載せると、前後へ倒れようとする力が大きくなります。

そこで「船」を前後に動かし、カメラ全体の重心ができるだけチルト軸の近くに来るように調整します。重心が適切な位置に合っていれば、その後のカウンターバランス調整もしやすくなり、上下方向のカメラワークを安定して行えるようになります。


メーカーによっては「スライドプレート」「カメラプレート」「トッププレート」などの名称が使われますが、撮影スタッフの間ではこれを「船」と呼ぶことがあります。

映像制作の現場から


船がない!


撮影現場でよく起こるのが、

「三脚はあるのに、船がない」

事件です。


船は雲台側の付属品ですが、実際にはカメラ底部に取り付けたまま運用されることが多いため、レンタル機材で運用していると、別のカメラに付いたままになっていたり、返却時に外し忘れたりすることがあります。

雲台ごとにスライドプレートの形状やロック方式が異なるため、手元に別の船があっても、その雲台には取り付けられません。

雲台もカメラも揃っているのに、船がないためにカメラを載せられない。小さな部品ですが、それだけで撮影準備が止まってしまいます。

やむなくハンディーでの運用にしたり、固定せずに「置いただけ」でフィックス撮影にしたり、と誰もが経験あるトラブルのひとつです。


「しまった船持ってきちゃった!」

もよくありますけどネ



最終更新日

2026年10月10日 9:00:33

執筆者・神野富三

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名古屋の映像制作会社・株式会社SynApps代表取締役プロデューサー

シナリオ・演出・編集まで一貫して手がける映像プロデューサー・ディレクターとして40年にわたり映像制作に携わりながら

​ビジネス映像制作のノウハウを伝承する「名古屋映像設計研究所」を主宰

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​ 執筆者ブログ「映像制作ガイドブック」

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