キーフレーム
タイムライン上の特定の時刻に、映像、画像、文字、音声、エフェクトな どが持つプロパティの値を記録するポイントです。
キーフレームには、主に次の要素が記録されます。
時刻(いつ)
タイムライン上の何分何秒何フレームの位置か。プロパティ(何を)
位置、拡大率、回転、不透明度、音量、エフェクトの強さなど。値(どの程度)
座標、%、角度、デシベルなど、その時点で設定されている値。
たとえば、0秒の位置をX=100、5秒の位置をX=500としてキーフレームを設定すると、編集ソフトはその2点の間の位置を計算し、時間の経過に合わせて変化させます。
キーフレームは「映像の1コマ」という意味ではない
「フレーム」という言葉が含まれているため、映像の特定の1コマを指すようにも見えますが、編集やアニメーションで使うキーフレームは、時間軸上のある位置にプロパティの状態を記録するものです。同じ時刻に、位置、拡大率、回転、不透明度など、それぞれ別のキーフレームを設定することもできます。
複数のキーフレーム
キーフレームは2つだけとは限りません。
たとえば、
A → B → C → D
と複数設定すれば、途中で方向を変えたり、速度を変えたり、拡大してから縮小したりする複雑な変化を作ることができます。
各キーフレームの間には、それぞれ補間が行われます。
圧縮技術でいう「キーフレーム」とは別
動画圧縮や配信の分野でも「キーフレーム」という言葉が使われます。こちらは、前後のフレームを参照せず単独で画像を再現できるフレームを指し、Iフレームなどと呼ばれます。映像編集でアニメーションを作るためのキーフレームとは、同じ言葉でも意味が異なります。映像編集におけるキーフレームは、時間軸上で「この時点ではこうする」と状態を決めるためのポイントです。
映像制作の現場から
キーフレームを使って行う編集効果(エフェクト)
位置の移動
テロップ、画像、図形、映像素材を画面内で移動させる。
拡大・縮小
写真や映像を徐々にズームする。静止画に動きを付ける場合にも多用します。
回転
図形や文字、画像などの角度を時間とともに変化させる。
不透明度の変化
フェードイン、フェードアウト、素材同士の重なり方を調整する。
音量調整
BGMやナレーションの音量を途中だけ下げる、フェードイン/アウトする。
エフェクトの強さを変える
ぼかし、色補正、明るさ、シャープネスなどの効果量を時間的に変化させる。
マスクの位置・形状の変化
被写体を追従させたり、特定部分だけにエフェクトをかけたりする。
クロップやトリミング範囲の変化
画面の見せる範囲を時間とともに変える。
速度変化
タイムリマップなどで、通常速度からスロー、停止、再加速といった変化を作る。
モーショングラフィックス
文字、図形、アイコンなどを複数のプロパティで動かし、アニメーションを作る。
最終更新日
2026年10月16日 16:43:45
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