熱暴走
デジタルカメラにおける「熱暴走」とは、カメラ内部の温度が異常に上昇し、正常な動作が維持できなくなる状態を指します。
GoProなどの小型アクションカメラを使って高解像度で撮影していると、かなりの確率で発生しますので注意が必要です。撮れているはずの映像が撮れていないと大変なことになりますので、自分の機材がどの程度で熱暴走停止するか把握しておきましょう。
なお、熱暴走かと勘違いするのが「30分制限」です。これは2019年以前にEUと日本との間の貿易関税の問題で、ある程度の画質以上でで30分以上の動画が撮影できるカメラは「ビデオカメラ」として税率が高くなるという事情があったため、カメラの仕組みとして制限を設けていた時期があります。(2020年以降のデジタルカメラは大丈夫みたいです)
映像制作会社としての視点
1. 熱暴走の主な症状
動作不良
カメラがフリーズしたり、操作を受け付けなくなったりする。
強制停止
カメラが自動的に電源を遮断し、動作を停止する。
画質低下
センサーの温度上昇により、ノイズが増加し、画質が劣化する。
故障
長時間の高温状態が続くと、内部部品が損傷し、故障の原因となる。
2. 熱暴走の原因
高負荷な撮影
4Kや8Kなどの高解像度動画撮影、連写など、カメラに負荷のかかる撮影を行うと、内部の発熱量が増加します。
高温環境
炎天下や高温多湿な場所での使用は、カメラの温度上昇を促進します。
長時間の使用
長時間連続してカメラを使用すると、内部の熱が蓄積しやすくなります。
カメラの構造
小型・軽量化されたカメラや、放熱性の低い構造のカメラは、熱がこもりやすい傾向があります。
3. 熱暴走への対策
撮影環境に注意
炎天下での撮影は避け、日陰や風通しの良い場所で撮影する。
連続撮影を控える
長時間の連続撮影は避け、適度に休憩を挟む。
予備バッテリーの活用
バッテリーを交換することで、カメラ本体の温度上昇を抑える。
カメラの設定を見直す
高解像度動画撮影や連写を控えるなど、カメラへの負荷を軽減する設定にする。
冷却グッズの活用
カメラ用冷却ファンや保冷剤などを使用する。

