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.wav(ワブ)

デジタル音声を記録するためのファイル形式です。Windows環境を中心に、多くのプラットフォームで標準的に扱われる音声ファイル形式の一つです。(詳細は以下)

.wav(ワブ)を解説するイメージ(監修・神野富三)

特徴


主に非圧縮データ

.wavファイルは一般的にPCM形式を用いた非圧縮の状態で音声データを保存します。これにより、録音された音の波形(waveform)をほぼそのままデジタルデータとして記録するため、高い音質が維持されます。ただし、ADPCM、μ-lawなどの圧縮コーデックも使用できます。


高音質

一般的に非圧縮で音声を記録するため、高品質な音声データを保存できます。このため、音楽制作の現場や、音質を重視する用途で広く利用されます。なお、デジタル変換の過程ではサンプリングによる情報損失は発生します。


ファイルサイズが大きい

 非圧縮形式であるため、同じ長さの音声データを.mp3などの圧縮形式で保存した場合と比較して、ファイルサイズが非常に大きくなります。例えば、数分の音楽ファイルでも数十MBになることがあります。


シンプルな構造

ファイル構造が比較的シンプルで、多くのオーディオ編集ソフトや再生ソフトで容易に扱うことができます。


基本的なメタデータサポート

ファイル内に基本的なメタデータ(情報)を埋め込むことができますが、.mp3などの形式と比べるとそのサポートは限定的です。


PCM (Pulse Code Modulation) 形式

一般的に、.wavファイルの中の音声データは、アナログ信号を一定間隔でサンプリングし、その振幅を数値化したPCM形式で記録されます。

映像制作会社としての視点


.wav がよく使われる場面


音楽制作

レコーディングスタジオでの録音や、DAW (Digital Audio Workstation) を使用した楽曲制作の際のマスターデータとして利用されます。編集やミキシングなどの作業で高い音質を維持することが重要視されるためです。


音声編集

音声のカット、結合、エフェクト処理などを行う際に、音質の劣化を最小限に抑えるために.wav形式が用いられます。


放送業界

ラジオやテレビなどの放送業界では、高音質が求められるため、音声素材として.wav形式が利用されることがあります。


効果音、ボイスサンプル

ゲーム開発や映像制作などで使用する効果音やボイスサンプルを高音質で保存するために利用されます。


アーカイブ

重要な音源を高音質で長期保存したい場合に.wav形式が選ばれることがあります。

執筆者・神野富三

名古屋の映像制作会社・株式会社SynApps代表取締役プロデューサー

シナリオ・演出・編集まで一貫して手がける映像プロデューサー・ディレクターとして40年にわたり映像制作に携わる

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