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カットイン/カットアウト

映像・音声・放送など幅広い分野で使われる業界用語です。単なる「開始」「終了」ではなく、流れに変化を与えるというニュアンスを含む点が特徴です。

カットイン/カットアウトのイメージ

フェードイン/フェードアウトやディゾルブのように徐々に変化させる操作の対義語です。


カットインは、直前の流れに対して新たな音楽や映像を冒頭から正規のレベルで突然差し込む操作です。「突然」という感覚はその素材自体の性質ではなく、直前との関係において生まれます。一方カットアウトは、再生中の音楽や映像を意図的なポイントで突然遮断する操作であり、素材の自然な終わりを待たず、その流れの途中で断ち切ります。


たとえばラジオ番組では、MCのキューワードを合図に音楽を正規レベルで差し込み、それまでの語りの雰囲気を一気に切り替える演出がよくあります。これが「音楽をカットインする」といいます。逆に、流れていた音楽や再生コンテンツをその途中で唐突に断ち切る操作を「カットアウトする」と言います。


語源は英語の「cut in」「cut out」ですが、日本の放送・制作現場を通じて演出的な含意を帯びた業界用語として定着しました。現場や職種によっては単に「始める」「終える」という意味で用いられることもあります。

映像制作の現場から


映像業界においては、特に編集に関する言葉として使われることがあります。

映像編集でいう「カット」は、フェードインフェードアウトディゾルブのような滑らかな変化ではなく、ショット同士を直接つなぐ編集方法(本来の「カット編集」)を指します。そのためカットインには、「それまで続いていた映像の流れを断ち切るように、別のショットが入ってくる」というニュアンスがあります。

たとえば会話中に突然手元のアップへ切り替えたり、ロングショットから表情のアップへ飛んだりする編集は、その例です。

一方のカットアウトも、単に映像が終わるという意味ではなく、連続性が途中で突然切り替わる印象を与えます。


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