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カットつなぎ

映像編集において、あるカットから次のカットへ切り替える際に、特殊な効果を用いず直接切り替える最も基本的な接続方法を指します。「カット編集」や「ストレートカット」と呼ばれることもあります。

カットつなぎを説明している画像

映像作品の大半は、このカットつなぎによって構成されています。

映画、テレビ番組、CM、企業映像、YouTube動画など、ジャンルを問わず広く用いられており、視聴者は意識することなく映像を見ています。

例えば、話している人物のアップから聞き手の表情へ切り替える場合や、全景から手元のアップへ移る場合なども、基本的にはカットつなぎによって行われます。


カットつなぎは単純に見えますが、映像のテンポや印象を大きく左右する要素でもあります。切り替えるタイミングが適切であれば、視聴者は自然に映像を理解できます。しかし、前後のカットの内容や動き、視線の方向、画面構成などに大きな違いがあると、唐突な印象や違和感を与えることがあります。そのため編集では、単にカットを並べるだけでなく、どの瞬間で切り替えるかを慎重に判断します。

映像制作の現場から


映像業界では「つながる」「つながらない」という表現が使われることがあります。これは前後のカットをカットつなぎした際に、動作や位置関係などが自然に見えるかどうかを指しています。撮影段階から編集を見据え、人物の動きや物の配置に配慮するのは、このカットつなぎを成立させるためでもあります。


ディゾルブフェードワイプなどの演出効果を伴う接続方法に対し、カットつなぎは最もシンプルで情報伝達に優れた手法です。そのため映像編集の基本でありながら、映像作品全体のリズムや見やすさを支える重要な技術として位置付けられています。


最終更新日

2026年8月7日 5:52:10

執筆者・神野富三

名古屋の映像制作会社・株式会社SynApps代表取締役プロデューサー

シナリオ・演出・編集まで一貫して手がける映像プロデューサー・ディレクターとして40年にわたり映像制作に携わりながら

​ビジネス映像制作のノウハウを伝承する「名古屋映像設計研究所」を主宰

 執筆者ブログ「映像制作ガイドブック」

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