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フィルライト
Fill Lightとは、キーライトによって人 物や被写体に生じた影を弱めるための補助光です。
キーライトと反対側、またはカメラに近い位置から弱い光を当て、暗くなった部分の明るさを補います。
フィルライトは、キーライトと同じ強さで照らすものではありません。強くしすぎると顔の陰影がなくなり、平面的な印象になります。逆に弱くすると影が深くなり、立体感や重厚感が強くなります。
人物照明の基本である三点照明では、
という役割を持ちます。
映像制作の現場から
フィルライトは、省略することもあります。
実際の撮影では、専用の照明器具を使わず、白いレフ板、カポック、白壁などにキーライトを反射させてフィルの役割を持たせることもよくあります。
人物インタビューでは、フィルを入れすぎると顔が均一に明るくなり、立体感が失われます。そのため、「影を消す」のではなく、影の濃さをどこまで残すかを決める光と考えた方が実際の運用に近いでしょう。
また、撮影場所の壁が白い場合、キーライトの光が自然に反射し、意図せずフィルライトのように働くことがあります。反対に黒い壁や広い空間では反射が少なく、影が深くなります。
近年のデジタルカメラは暗部の再現性が高いため、以前ほど強いフィルを入れない撮影も増えています。必要以上に明るくせず、キーライトで作った陰影を残す方が自然に見える場合もあります。
最終更新日
2026年10月16日 16:43:45
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