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ロケ

ロケーションの略ですが、英語のLocationは単に「場所」のことであり、そこに「撮影」という意味は含まれていません。しかし、撮影関係者がロケと言えばロケーション撮影のことになります。

ロケを解説するイメージ(監修・神野富三)

ロケーション=場所


映像制作の現場で使われる「ロケ(ロケーション)」という言葉は、一般に人には「屋外での撮影」や「遠方での撮影」、「観光地での撮影」というイメージを持つ方が多いのですが、映像制作における「ロケーション」とは、スタジオ以外の実在する全ての場所を指します。派手な観光地でも、地味な社内の会議室でも、「ロケーション」です。

映像制作会社としての視点


ロケ=ロケーション撮影


具体的に言えば、企業のPR動画制作でよくある会議室での打ち合わせシーン、工場での作業風景、オフィスでのデスクワーク、社長室でのインタビューなど。これら全ては「ロケーション撮影」であり、その場所が「ロケーション」となります。

「ロケーション」は場所を指す言葉であって、撮影行為そのものを指すわけではありません。「素晴らしいロケーション」は場所が素晴らしいという意味であり、「素晴らしい撮影」は撮影技術や出来栄えが素晴らしいという意味になります。ところが映像関係者が「ロケ」と言えば、ロケーション撮影という意味になるという次第です。


英米でも「Location」単独では「場所」を意味し、撮影行為を表す場合は「on location」「location shooting」のように他の語と組み合わせて使用します。


ストックフッテージに優れた素材が見つかる今。またインカメラVFXの進化、普及によって、ますますロケーション撮影は減ってきています。高度なCGやAI動画は平均点以上を叩き出しますが、うまくいったときは生のリアルが圧勝します。

ロケの醍醐味は、本物の「シズル感」です。



執筆者・神野富三

名古屋の映像制作会社・株式会社SynApps代表取締役プロデューサー

シナリオ・演出・編集まで一貫して手がける映像プロデューサー・ディレクターとして40年にわたり映像制作に携わる

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