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超指向性

正面方向の感度範囲を狭くし、側方から入る音に対する感度を低くしたマイクの指向特性を言います。

マイクの指向性4種を表した画像

マイクの指向性は、音がどの方向から入ったときに、どの程度の感度で収音されるかによって「無指向性」「双指向性」「単一指向性」「超指向性」などに分類されます。


超指向性マイクは、正面方向の限られた範囲に高い感度を持つため、目的の音源へ正確に向けて使用します。映画、ドラマ、CM、企業映像などでは、人物の声を周囲の雑音からできるだけ分離して収録するために使われます。

超指向性でも、正面以外の音を完全に拾わなくなるわけではありません。また、指向特性によっては後方にも感度を持つ領域があります。

映像制作の現場から


超指向性マイクは、「遠くの音を拾うマイク」と説明されることがありますが、これは正確ではありません。

音源から離れれば、目的の音は小さくなり、その一方で環境音や反射音の割合が大きくなります。そのため、撮影現場では、画面に入らない範囲でできるだけマイクを話者へ近づけます。

また、反響の強い室内では、狭い指向性が必ずしも有利とは限りません。壁や天井から返ってくる反射音が複数方向から入ることで、収音結果に影響する場合があります。

超指向性の役割は、遠くの音を拾うことではなく、収音する方向をより限定することです。


代表的な超指向性マイク

  • Sennheiser MKH 416
    映画、ドラマ、CM、企業映像などで長年使われてきた代表的なショットガンマイクです。屋外ロケやブーム収録で定番です。

  • Sennheiser MKH 8060
    MKH 416より小型で、映像収録向けの高性能ショットガンマイクとして使われます。

  • RØDE NTG3 / NTG5
    映像制作、ロケ、インタビュー収録で広く使われるショットガンマイクです。

  • Audio-Technica AT4073a / BP4073
    放送、映画、企業映像などで使われる超指向性ショットガンマイクです。

  • Sony ECM-678
    放送・ENG用途でよく使われるショットガンマイクです。

最終更新日

2026年10月16日 16:43:45

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