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双指向性

マイクの互いに反対となる二つの方向に高い感度を持ち、それと直交する方向の感度が低くなる指向特性を言います。

マイクの指向性4種を表した画像

マイクの指向性は、音がどの方向から入ったときに、どの程度の感度で収音されるかによって「無指向性」「双指向性」「単一指向性」「超指向性」などに分類されます。

双指向性では、一般にマイクの前後方向に高い感度を持ち、左右方向では感度が大きく低下します。


この感度分布を利用すると、向かい合った二つの音源を1本のマイクで収録したり、感度の低い方向へ不要な音源を置いたりすることができます。

また、ステレオ収録のM/S方式では、左右方向の音の広がりを収録するために双指向性マイクが使われます。

映像制作の現場から


一般的な音声収録では使用機会は多くありませんが、方向ごとの感度差を積極的に利用する指向特性として重要です。


代表例

  • RØDE NTR / Royer R-121 などのリボンマイク
    双指向性を持つ代表的なマイクです。ギターアンプ、金管楽器、弦楽器などの収録でよく使われます。前後の音を拾い、左右方向の感度が低いため、反射音やほかの楽器の入り方をコントロールしやすいのが特徴です。

  • AKG C414 系
    指向性切替式のコンデンサーマイクで、双指向性を選択できます。ボーカル、楽器、対向する2人の会話、M/Sステレオ収録など、幅広い用途に使われます。

  • Neumann U 87 Ai
    双指向性を含む複数の指向性を切り替えられる代表的なスタジオマイクです。ナレーション、ボーカル、楽器収録に加え、M/S収録にも使われます。

最終更新日

2026年10月16日 16:43:45

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