Hz(ヘルツ)
1秒間に何回くり返すかを表す周波数の単位です。1 Hzは「1秒間に1回」、100 Hzは「1秒間に100回」の周期的な変化を意味します。
音は空気の振動として伝わります。振動の回数が少ないほど低い音に、回数が多いほど高い音に聞こえます。たとえば、100 Hzは低い音、1 kHz(1000 Hz)は中域、10 kHz(10000 Hz)は高い音域にあたります。
人間が聞くことのできる周波数の範囲は、一般におよそ20 Hz〜20 kHzとされます。ただし、高い周波数ほど年齢などによって聞こえにくくなります。
映像制作関連では、マイクやスピーカーの周波数特性、イコライザー(EQ)による音質調整、ノイズ除去、ハイパスフィルターやローパスフィルターなどでHzの表示を使います。
たとえば、
50〜100 Hz付近:低音、振動音、風などの影響が出やすい帯域
100 Hz〜1 kHz付近:声の基礎となる成分を多く含む帯域
1〜5 kHz付近:言葉の明瞭さに関係する帯域
10 kHz以上:高域の細かな響きや空気感に関係する帯域
といったように、周波数によって音の性質が異なります。
映像制作の現場から
録音や編集では、不要な低音を切る、声を聞き取りやすくする、耳につく高音を抑えるといった目的で周波数を扱うことが多くあります。
たとえばインタビュー音声に空調や振動による低音が含まれている場合、80 Hz付近より下をハイパスフィルターで減らすことがあります。一方、声の明瞭さを改善するときには、数kHz付近を調整する場合があります。
なお、「Hz」は映像のフレームレートを表すfpsとは別の単位です。ただしディスプレイのリフレッシュレートでは、60 Hz、120 HzなどのようにHzが使われます。この場合は、画面を1秒間に何回更新するかを表しています。
最終更新日
2026年10月16日 16:43:45
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