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PALとは

ヨーロッパを中心に広く使用されたアナログカラーテレビ方式です。1960年代に西ドイツで開発され、イギリス、ドイツ、イタリア、スペイン、オーストラリア、中国など多くの国や地域で採用されました。

NTSC/PAL/SECAM比較図

PAL(Phase Alternating Line)の代表的な方式では、625本の走査線を使用し、毎秒25フレーム、50フィールドのインターレース映像として表示します。日本や北米で使われたNTSC方式が525本、約29.97フレームであるのに対し、PALは垂直方向の走査線数が多い一方、フレームレートは低くなっています。

PALには地域によって複数の方式があり、走査線数やフレームレートが異なる例もあります。


PALは、NTSCで問題になりやすかった色相のずれを抑えるため、色信号の位相を走査線ごとに反転させる方式を採用しています。「Phase Alternating Line」という名称も、この仕組みに由来します。


デジタル放送への移行によって、現在のテレビ放送でPALというアナログ信号方式そのものを使用する機会は大幅に減っています。

映像制作の現場から


DVDにおけるPAL


DVD-Videoはデジタル記録方式ですが、普及当時のテレビ規格に対応するため、NTSC系とPAL系という区別が設けられました。

一般に720×576ピクセル、25フレーム/秒のMPEG-2映像が使用されます。これはPALのアナログ信号そのものをDVDに記録しているという意味ではなく、PAL圏のテレビ(アナログ型)で再生しやすい映像フォーマットを採用しているという意味です。

そのため現在でもDVD制作やDVDソフトの仕様では「PAL」という名称が残っています。PCで再生する場合は、NTSC系かPAL系かにかかわらずソフトウェアでデコードして表示するため、アナログテレビ時代ほど地域方式の違いを意識する必要はありません。

最終更新日

2026年10月9日 12:54:27

執筆者・神野富三

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名古屋の映像制作会社・株式会社SynApps代表取締役プロデューサー

シナリオ・演出・編集まで一貫して手がける映像プロデューサー・ディレクターとして40年にわたり映像制作に携わりながら

​ビジネス映像制作のノウハウを伝承する「名古屋映像設計研究所」を主宰

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​ 執筆者ブログ「映像制作ガイドブック」

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