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リフレーム

撮影時に少し広めに撮っておいた映像素材を、編集段階でトリミングやズームインを行い、最終的な画面サイズや構図を調整する作業のことです。特に、4Kや8Kといった高解像度で撮影しておき、HD(フルHD)サイズの最終作品を作る際に、この「リフレーム」が頻繁に行われます。

リフレームを解説するイメージ(監修・神野富三)

具体的なパターン


ズームイン/クローズアップ

全体像を映した映像から、特定の被写体を拡大して見せる。


パン

カメラが動いていない映像でも、編集ソフトによって2点のキーフレームを設定することで、擬似的なパンニングができます。


構図の調整

人物の配置や背景のバランスを、演出上の意図に基づいて整える。


手ブレ補正

編集ソフトのスタビライザー機能を利用して、わずかな揺れや振動を補正し、滑らかな映像にする。

映像制作会社としての視点


よく使われる場面


インタビュー映像の編集

4Kで広めに撮影しておき、編集で顔のクローズアップ、胸から上のバストショットなど、複数の画角を切り替えて編集にリズムを生み出します。


ドキュメンタリーやライブ映像

被写体が予期せぬ動きをした場合、後から画角を調整して最適な構図に修正します。


エスタブリッシュショットの再定義

漠然とした街の俯瞰や景勝地の景観などを捉えた広い映像から、シーンのテーマに必要なエスタブリッシュショットフレーミング)を切り出すことがあります。


スタビライザー(ジンバル)撮影

手持ち撮影で微妙に傾いてしまった映像を、水平に調整する際に使われます。


スローモーション映像

高速撮影カメラで撮った素材を、微速度でズームイン/アウトすることで、より壮大な印象を与えます。


SNS向け映像の制作

 16:9の横長で撮影した素材を、9:16の縦長や1:1の正方形に変換する際に、構図を最適化するために行われます。

執筆者・神野富三

名古屋の映像制作会社・株式会社SynApps代表取締役プロデューサー

シナリオ・演出・編集まで一貫して手がける映像プロデューサー・ディレクターとして40年にわたり映像制作に携わる

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